四季のおさかな
あわび（鮑）
特徴
世界中に約100種類。日本には約10種類が分布する。
全長
5～20cm
種類
クロアワビ、メガイアワビ、エゾアワビ、トコブシ
人との関わり
食用：刺身、ステーキ、酒蒸、寿司
あんこう（鮟鱇）
特徴
世界の海に約200種、日本には約60種類が生息。
砂泥底にやや潜り、ルアーのように擬餌状体を動かしながら、大きな口の近くまで餌生物をおびき寄せ、丸のみにします。
一部の種類では、オスがメスに寄生する。
全長
1m～1.5mほど
種類
キアンコウ、アンコウ、ニシアンコウ、チョウチンアンコウ
人との関わり
食用：あんこう鍋が代表的、肝は鮟肝(ｱﾝｷﾓ)と呼ばれフォアグラに匹敵する珍重品。
いか類（烏賊類）
特徴
コウイカ科、ヤリイカ科、アカイカ科など種類が多い。
食用になる種類が多く、軟骨とクチバシ以外ほぼ全身が使われる。
種類 |
全長 |
| コウイカ | 約20cm |
| ケンサキイカ | 約35cm（腕を合わせると50cm） |
| ヤリイカ | 約40cm |
| アオリイカ | 約40cm |
| アカイカ | 約45cm |
| スルメイカ | 約30cm |
人との関わり
食用：刺身、寿司、塩辛、干物、揚げもの
いせえび（伊勢海老）
特徴
茨城県から九州の太平洋沿岸、琉球、台湾まで分布。浅海の岩礁の岩陰に群れで生息。
姿形から祝い事には欠かせないものででした。
全長
約35cm
人との関わり
食用：刺身、鬼殻焼、蒸し物
いなだ（鰍）
特徴
出世魚で、成長とともに呼び名が変わる。地方ごとに呼び名が変わる。
| 東北 | アオッコ→ショッコ→ワラサ→ブリ |
| 関東 | ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ |
| 関西 | モジャコ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ |
全長
関東では30cm未満を『イナダ』と呼ぶ
人との関わり
食用：刺身、寿司
かたくちいわし（方口鰯）
特徴
世界の浅い海に焼く270種、淡水に焼く70種が生息する。
日本沿岸には約27種が生息。
下顎が上顎よりかなり短い。
全長
18cmほど
人との関わり
食用：煮干しやしらす干しの材料に多く利用される。
かつお（鰹）
特徴
大きな群れで、主に外洋を回遊する。大型のクジラやサメなどについて泳ぐ習性がある。
縦縞の模様は生きている時にははっきりと見えない。
選び方
しま模様がはっきりしているもの
全長
50cm～120cm（普通は40～65cmくらい）
人との関わり
食用：刺身、鰹節、鰹のたたき
かに類（蟹類）
特徴
種類は約1000種類。
選び方
ハサミや足がそろっていて、持ってずっしりと重いものがおいしいです。
全長
【甲羅の長さ（甲長）】
毛ガニ ・・・ 15cm前後
ズワイガニ ・・・ 8～15cm
人との関わり
タラバ、毛ガニ、ズワイガニ
かれい類（鰈類）
特徴
両目は体の右側にある。日本周辺には約40種が分布。
全長
約45㎝～90㎝
種類
マガレイ、マコガレイ、ホシガレイ、カラスガレイ、アサバガレイ
人との関わり
食用：刺身、煮付け、焼き物、揚げ物
さより（鱵）
特徴
岸近くの表層に群れをつくってすむ。白身の高級魚として扱われる。
全長
約40㎝
人との関わり
食用：寿司、刺身、干物
さんま（秋刀魚）
特徴
熱帯を除く世界の海に4種が生息。海面近くに生息する。
日本列島に沿って南北に季節回遊する、秋の味覚を代表する大衆魚。
主なエサは動物プランクトン。
全長
約40㎝
人との関わり
食用：塩焼き、煮物、押しずし
しらす（白魚）
特徴
様々な魚の仔稚魚の総称である。積極的に食用とされるのは、イワシ仔魚がほとんどである。
ご飯の上にふり掛けたり、大根おろしと和えて醤油で味付けしたりして食べられる。
全長
約2～3cm（白い体色のもの）
体長3～5cmになると、体色は白銀色っぽくなり「かえりじゃこ」と呼ばれる
すずき（鱸）
特徴
出世魚で、成長とともに呼び名が変わる。身は血合いがほとんどない白身。
1年魚を｢せいご｣、2年魚を｢ふっこ｣、3年魚を｢まだか｣、4年魚を｢すずき｣、一尺内外を｢はくら｣という。
全長
約40cm
人との関わり
食用：刺身、焼き物、蒸し物
たい類（鯛類）
特徴
体は側扁し、赤色地に青緑色の小斑点が散在する
全長
約20～40cm
種類
マダイ、キダイ、クロダイ、チダイ
人との関わり
赤い色がめでたいとして、お祝いの席でよく出る。
刺身、昆布締め、塩焼き、煮付け、蒸し焼き、干物、混ぜご飯など様々に調理される。
たこ（蛸）
特徴
世界のタコ消費量の約６割を日本が占める。
砂泥底に掘った穴などに住む。昼間は巣穴で動かず、夜間にエビ・カニ・二枚貝などの餌を求めて活動する。
種類 |
全長 |
| マダコ | 60cm前後 |
| ミズダコ | 3mを超えるものもある |
| イイダコ | 30cm前後 |
人との関わり
刺身、寿司、煮だこ、蒸しだこ、酢だこ、たこ焼、おでんの具材などに用いられる。
バイ貝
特徴
灰黄色の殻皮でおおわれている。
全長
約5cm
人との関わり
煮る、酒蒸し
ひらめ（鮃）
特徴
両目が左側にある。白身の代表。
口は大きく、するどい大きな歯を持ち他の魚やイカやエビ・カニを食べる。
茨城県「県の魚」。
全長
約80㎝
人との関わり
食用：刺身、寿司、焼き物、煮物、揚げもの
ほうぼう（魴鮄）
特徴
大陸棚から大陸斜面上部にかけての砂泥底に住み、胸びれを広げて海底をすべるように泳ぐ。
全長
約40㎝
人との関わり
食用：刺身、寿司、煮魚
まあじ（真鯵）
特徴
あじの仲間は世界に約140種がいる。
沿岸から沖合にかけて大きな群れをつくっている。
日本では重要な食用魚として、定置網、巻き網、引き網、刺し網、釣りなどの各種の漁法で大量に漁獲される。
全長
約40～50㎝
種類
マアジ、ムロアジ、ニシマアジ、クサヤモロ、コバンアジ
人との関わり
食用：干物、刺身、寿司
まぐろ類（鮪類）
特徴
大きな群れをつくり、主に外洋を回遊している。
速いものでは時速100㎞位と速く泳ぐことができる。
サバ科に属し日本では重要な食用魚になる。
種類 |
全長 |
| クロマグロ | 成魚 約3m |
| ミナミマグロ | 成魚 2.45m（最大） |
| メバチマグロ | 約80cm～2m |
| キハダマグロ | 2.39m（最大） |
| ビンナガマグロ | 1m前後 |
約1～3m、30～700㎏位にもなる
人との関わり
食用：刺身、寿司
